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書いてはみたけど、続かないなぜかその8
8回目か。
そろそろ覚悟決めて、ちゃんとしたタイトルつけようかしら。
って・・・思いつかないよ~(焦)


二次創作(仕事人2009)に付き、ご注意のほどお願いいたします。

1回目からご覧になりたい方は、こちらから。



 しずの行方の手がかりがつかめぬままその日も暮れて、小五郎は帰路に着いた。道中で、夕暮れ時の忙しい時間にもかかわらず、人だかりができているのに気づいた。どうやら喧嘩らしい。小五郎は、当然のように見ぬ振りを決め込んだが、運悪く見物の町人に見咎められ、止めるようにと押し出された。
「くそ、ついてねえ。」
 しぶしぶながら間に入ってみると、一方は匳だった。
「・・・・・・てめえか。」
「おう、旦那。」
 悪びれることなく、匳が手を上げた。そのまま去ろうとするのを、腕をつかんでとどめると、匳が何事かと振り返った。
「俺の手を煩わせておいて、何事も無く帰れると思ってんのか?」
 疲れている上に喧嘩の仲裁までさせられ、小五郎は少々気が立っていた。不機嫌な様子に、匳の顔がこわばった。
 助けを求めようにも、喧嘩が終わった途端見物人たちは興味を失ってしまったようで、方々に散ってしまった。特に2人の周りには、同心に捕まっている匳とは係わりを持ちたくないのだろう、誰も残っていない。
「人気者だなあ、仕立て屋よ。」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ。えーと、えーと。そうだ、いい事教えてやるよ。」
「いいこと?」
 身の危険を感じた匳が、記憶からお宝を掘り出した。
「こないだから評判になってる、子供スリっているだろ。あれ、見たんだよ俺。」
「子供スリだと?」
 思わぬ申し出に、小五郎の手が緩んだ。
「そうそう。手柄を立てる、いい機会だぜ。」
 小五郎に手柄を勧めるとは見当違いも甚だしいが、今回ばかりはその情報は役に立った。
「詳しく聞かせてもらおうじゃねえか。」
 二人は、話を聞かれる恐れの無い、物陰へを場所を移した。
「子供スリを見たってなあ、ほんとの事か。」
 静かに問う小五郎に、匳は頷いた。
「あれは、七日か八日くらい前の話だ。男の子供が相手にぶつかって財布を掏って、それを逃げる途中で女の子供に渡すんだ。男の餓鬼の方が追っ手をひきつける間に、娘は姿を隠す。うまいもんだったぜ。」
「七、八日前・・・。そんな届けは出てねえ。」
「えっ!」
 匳は慌てた。しかし、小五郎は気になって子供スリに関する調書を漁ったのだ。間違いないことだった。
「そんな、だって確かに。」
「掏った相手はわかるか。」
 焦る匳に、小五郎は落ち着いて訪ねた。もしかしたらという予感があった。責められないことに安心したのか、仕立て屋も少し気を落ち着けたように頷いた。
「ありゃ、近江屋だ。廻船問屋の、近江屋徳兵衛だ。手代を供に連れてた。」
「近江屋・・・・・・。」
 小さく反芻して、小五郎は背後を振り返った。
「だそうだ。」
 いつからそこにいたのかと驚く匳を尻目に、お菊は二人に近づいた。
「話がつながってきたね。」
「ああ。」
 財布を掏られて届け出ない。それは届けられないものが、財布に入っていたからだ。おそらくは、抜け荷に関するもの。近江屋は、それを取り返すためと口封じのために、甚太を殺したのだろう。
「仕事になるのか?」
 匳が、二人を伺った。小五郎は、腕を組んだまま難しい顔をした。
「まだ、わからねえ。」
 せつは、刀で斬られていた。侍の仕業だが、それが誰なのかがわからない。
「それに、しずもどこへ行ったか。」
 いまだ居所のわからないしずは、どこへ消えてしまったのか。
「ああ、それなんだけどねえ。」
 お菊の言葉に、小五郎は沈み込もうとしていた思考を引き上げた。
「なんだ。」
 問うたが、お菊はすぐには答えず、ひどく言いにくそうに口元に引きつった笑みを浮かべた。






9回目は、こちらから。
伏線も少しずつ回収しています。





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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

[2009/09/07 01:24] | 二次創作 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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