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書いてはみたけど、続かない
え~っと。
なんとなく、書いてみました。
でも、続きませんので、あしからず。


あ、二次創作ですので、ご注意ですよ!
あと、伝七さん生きてますので。最終回よりも、前という設定でお願いします。



雨上がりの朝。河原に若い女の遺体が上がった。その亡骸には、いつまでも子供たちが泣きながら取りすがり、離れようとしなかった。




「時に婿どの」
 朝の出仕のための準備中、ことに羽織りの紐を結んでもらっている時に姑に呼びかけられ、小五郎は逃げ場もなくたじろいだ。
「……はい。なんでしょう。」
「あの財布はどうなされました。」
「あの財布……。」
 思い当たらず首をかしげると、姑はもどかしげにこぶしを振った。
「ほら、私たちが作って差し上げた財布ですよ!」
「ああ!スリ対策の。」
 紐を結び終えた嫁のふくが声を上げた。それでようやく、小五郎もああと手を打った。以前、暴れスリが横行した時に、姑とふくが小五郎のためにと首にかける紐をつけた財布を作ったのだ。2人はその出来ばえにたいそう満足げだったが、小五郎は使う気にならず、どこかにしまいこんでそれっきりになってしまっていた。
「そんなものもありましたね。それで、その財布がどうかしたんですか?」
 呑気に尋ねたところきっと睨まれ、小五郎は自分の迂闊さを後悔した。
「どうなされましたかと、お聞きしたのです。」
「はい、ええと。あれはどこにしまったかな。今度探しておきます。」
 その剣幕に、そそくさと小刀を腰に差し、大刀と十手を手につかんで逃げようと試みたが、姑は小五郎の前に立ちふさがり、詰め寄った。
「せっかく私どもが丹精込めてお作りいたしましたのに、婿殿は人の誠意をなんと心得ておられる。近頃はまた、スリの被害が増えているというではありませんか。今こそ、あの財布を・・・・・・!」
「わかりました。帰ったら探しますから。」
「婿どの!」
 するりと身をかわし、行ってきますと言って家から逃げ出すと、姑の声が背中に刺さった。同時にふくの慌てた声が追いかけてきた。
「あなた、お弁当!」



「ったく、面倒くさい。」
 苦々しげに吐き出すと、隣の伝七が小五郎の顔を覗き込んだ。
「どうしたんですか。」
「どうしたもこうしたもありませんよ。どうして姑ってのは、ああも口うるさいんですかね。」
「はあ・・・・・・。」
 まだ若く独り身の伝七には、小五郎の言うことがピンと来ないようだ。二人並んで見回りの道中である。雲ひとつない良い天気だが、まぶしい太陽さえも忌々しい。
「伝七さん。婿入りなんて、するもんじゃありませんよ。どんなにかわいい嫁にも、必ず漏れなく口うるさい姑がついてくるんですから。」
 伝七があいまいに頷いた時だった。走ってきた子供が、小五郎に勢いよくぶつかった。
「気をつけろ!」
 同心相手に不遜な口をきき、そのまま駆け出そうとした子供は、しかし小五郎によって腕をつかまれ止められた。
「・・・・・・ふざけてんじゃねえぞ、てめえ。俺は今、機嫌が悪いんだ。」
 低い声に凄みを聞かせ、小五郎は子供の懐に手を突っ込んだ。
「何すんだ!」
 暴れる子供の懐から、男物の財布が取り出された。
「何だって、俺の財布をお前が持ってんだ。」
「まさか、子供スリ・・・?!」
 伝七が声を上げた。近頃横行しているスリは、子供の仕業によるものだとして、評判になっている。それがよもや、同心を狙うとは。
「手前らのおかげで、こっちは迷惑を被ってるんだ。よっく話を聞かせてもらうぜ。」
 襟首をつかんで歩き出そうとした時だった。突然後ろから衝撃を受け、小五郎はよろめいた。よろめいて一歩踏み出した足に今度は激痛が走り、たまらず力が緩んだ。そこを逃さず、子供は小五郎の手を振りほどき、逃げ出した。
「甚太、急いで!」
 振り返った小五郎の目に、子供と、同じ背格好の赤い着物を着た娘の後姿が映った。追おうとしたが、蹴られた足がしびれて立たない。
「伝七さん!何やってんです、追って!!」
 事の次第に呆然としていた伝七が慌てて追ったが、子供たちは人ごみに紛れて溶けた。
「・・・・・・餓鬼が。」
 痛む足をさすりながら、小五郎は舌打ちした。






続・・・・・・きません。多分・・・。


・・・すみません、続いちゃってます。2はこちら




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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

[2009/08/03 23:59] | 二次創作 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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